田代山は白かった！【４月１０-１２日】

今年田代山山頂のトイレの新設工事が行われるため、
下見と除雪に行ってきました。
（私の場合、無理やりついて行った・・・・・というべきか＾＾）

今年はヘリで入山する日は必ず快晴

遠くに燧ケ岳を見ながらのフライトはサイコ～


田代山はプリンのような山で、山頂が平らな湿原です。


今は一面真っ白な雪景色！

上陸


コチラは避難小屋の弘法太子堂でここにお泊りです。


お～っ、この雪の重みでよく潰れないな～トイレッ！！


山頂が平らなので、天気のいい日は周辺の山々がとても雄大な景色を見せてくれます。




積雪は弘法太子堂がある林内は約３ｍ、湿原は２ｍ弱くらいです。

それにしても、こんな光景は初めて見ました！！


夜は５時過ぎには晩ごはん、６時半にはもう就寝で・・・・・・寝れません

夜１０時トイレに起きると・・・・・・ワオッ


こんな色の月も初めて！

翌日は午前中雨が降っていましたが、ozebakaさんとHくんが交代で除雪機をフル回転させ、
夕方には除雪も終わり、もうヘリの荷物の準備です。


夜、Hくんの好きなおっとっとを食べているとな・なんと！！


ととキング発見！しかもこの後もう１匹！
『これはミラクルだ～！』と盛りあがった夜でした

翌朝は雨予報でしたが、雨はほとんど降らず９時頃には青空！
でも下から吹き上げる風にヘリ大苦戦！
お迎えの小さな機体では風にあおられ着陸できず、
連絡から約２時間、荷物は飛んでいったものの人は待ちぼうけ・・・・・
このまま迎えが来なかったら、どうしよう
と言いつつ、時間つぶし


私は女峯山が見えるというので湿原の端の方まで行ったのはいいのですが、


雪の下の樹林帯にハマってしまい、踏み抜き地獄に陥り、


脱出できなくなるかとあせりまくり、四つん這いで這って抜けだしました・・・・・

あ～ビックリした

この完全武装でマスクの下にはブリーズライトまで仕込んでいるozebakaさん


ozebakaさんとHくんの２人はこのまま尾瀬ヶ原に入り、前準備！

２人を見晴まで見送って下山したので、その様子はまた明日！！

体も心も外もぽっかぽかになったよ♡会津駒ヶ岳（後編）【１０月２０日】

夜は風がとても強く、気温は－２℃。

『朝は５時に目覚ましかけたからね～！』と言って寝たのに、５時になっても誰も起きる気配なし・・・。

なので、こっそり一足先に起きて外へ。
だって、年とると早く目が覚めちゃうんだもん(*^^)v
ガールズはほとんど娘といってもいいくらいみんな若いから・・・・可愛いのん

ようやくお日さまの気配を感じる頃、みんなも起きてきました。








気温は－２℃でしたが、霜もほとんど降りてないし、風もなく、音もない静寂の夜明けでした。
ただ池にはうっすら氷が張っていました。

朝陽を全身に浴び、氷割りを楽しんだ後は、朝鍋！！
朝からギョウザにニラにキムチですか～～～～～～～～～

食後の運動は山頂までお散歩！

帰りは御池下山組と滝沢下山組に分かれるため、山頂でお別れ。
滝沢下山組はそのまま中門岳まで。






人と一緒に歩くのはとっても楽しく、写真撮るのも好きです！
気持ちいいけど、昨日とはうってかわって、暑いくらいの陽気
帰りはダウンを脱ぎ、フリースを脱ぎ、長袖シャツ１枚でいいくらいでした

オオシラビソのてっぺんでヒガラが見送ってくれました


このヒガラのツンとした頭を見ると、
最近実写版になって福くんが演じている妖怪人間ベロを思い出します(；一_一)

林内の水道になって掘れてしまった登山道の補修が行われていました。


会津駒ヶ岳だけでなく、長英新道でも行われていて、
毎年、少しずつ良くなっていきます。

ブナの葉の不思議な模様・・・というか虫食いの痕


きれいなV字にどうやって食べたのか、ご存知の方、ぜひ教えてくださ～い

昨日歩いた時の３倍くらいの落ち葉


ちょっとしたトラップになっていて、樹の根や石が見えずすべりまくり
落ち葉自体もすべるので、帰りはめっちゃ足が痛くなってしまいました。

今、筋肉痛・・・・おっ、まだ翌日に痛みがくるということは・・・・・・・私って若い？

大江湿原の三本カラマツや周辺のカラマツはまだ残っていますが、明日は雨予報


お早く、お早く！！！

外は寒くても、体も心もぽっかぽか♡な会津駒ヶ岳（前編）【１０月１９日】

１０月１９日朝！桧枝岐の気温１℃・・・・・

でもお天気は良くなりそう！！

５月の残雪期に登って以来の５ヶ月ぶりの会津駒ヶ岳

いつもは一人が多いけれど、今回は可愛いガールズとちょっと老けたボーイと鍋パーティ

ということで、私は一足先に、のんびり出発です。


登山口付近まではまだ紅葉は降りてきていないようで、緑の葉が目立ちます。

この辺りでは鳥がとても活発に飛び回って、エサ探しに余念がありません！


久しぶりにヤマガラの姿も発見
ヒガラやコガラに混じって、可愛い声を聞かせてくれます。

登り始めて３０～４０分程のところが紅葉ピークのようです！


尾瀬にも集団で飛来しているアトリ発見！ジ～ッと動かないとてもいいモデルさんでした


タムシバの紅い実がまだ枝先に残っていました。


最近の駒の小屋のブログで、水場でヤマネが見られるというのでせっせと下りましたが・・・・・


まあ、そんなに見られるはずもないですが、
ブナが蓄えてくれ、苔の中から染み出す美味しい美味しいお水で喉を潤し、元気に登ります！

８時２０分頃、登山口の階段を登り始め、
こまの小屋が見えたのがちょうど１２時頃でした。やっぱりゆっくりだけど私にしては十分早い！！


ガールズ+１が到着したのは、午後４時をまわるころ・・・・。ずいぶんゆっくりだったのね～！
その頃、ちょうど遠くの山のそのまた向こうにうっすら富士山が見えると姉さまが教えてくれました！


到着早々、ラッキーな皆さまは男子トイレの窓へ一目散！男子トイレに女子いっぱいの図


鍋の準備だけして、夕焼けタイムです。

西日に照らされる湿原と山々


樹々の間から見える燧ケ岳と至仏山もうつくすぃ～


会津駒ヶ岳と駒の大池も不思議な色に染まっています。


このときの気温は２℃だったのですが、強風で体感気温はすでにマイナス２℃くらい

鍋だ！鍋だ！もうあったまらなくちゃやってらんね～！！！！


ということで、姉さま含め８名、駒の小屋貸切で大鍋パーティでした。


ガールズ（昔のガールも含め）にも負けない
昔のボーイの爆裂トークで夜はあっという間に更けていくのでした・・・・・。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く！

おべんと持って、山登ろ(^O^)／後編！【９月２４日のお話】

田代山、後編で～す！

田代山は時計と逆の一方通行ですが半周はちゃんと複線の木道です。
休憩場所①


ここを左に９０度曲がってゆるやか～な上りです。


青き衣をまといて、金色の野に降り立つ・・・・まるでナウシカの世界ですね～


湿原ではネズコやサラサドウダンツツジ、コメツガなどの低木林が所々現れます。


こんな枯木のオブジェも！動きだしそう


ここが湿原の行き止まりです。


振り返るとこんな感じ！そしてここは休憩場所②


ここの奥には避難小屋でもある弘法太子堂とトイレ、そして帝釈山への林道が続きます。


弘法太子堂の中


トイレは地下浸透式ですが、いずれは会津駒ヶ岳のトイレと同じようにカートリッジ式になる予定！


休憩場所②でお弁当を食べながら、上ってくる人と言葉を交わしますが、
みなさん、『休憩できる場所ってここしかないの？』との問いかけが多かったです

確かに尾瀬国立公園になり、しかもこの眺望の良さで、年々登山される方は増えているのに
木道脇に座るしかなく、４～５組も座ればいっぱいですもんね。
以前は完全に木道に一列になって食べているグループもいました。
弘法太子堂は使えますが、天気のいい日はやっぱりこの景色をごちそうにしたいです！！
う～ん、皆さんはどう思いますか？
湿原を荒らさないように、決まった場所にもう少し座れる場所を増やせるといいかもしれませんが・・・・。

おべんと食べて、あと半周です。




１本だけ立つカンバの樹が緑の大地と青い空にとてもよく映えています。


田代山の湿原は背の高い花やスゲ類もほとんど咲かないので、
湿原のミズゴケの様子をよく見ることができるのも特徴です。






また、ここはチングルマとキンコウカの群生地でもあるので、
春～秋まで様々な湿原の移り変わりを楽しむことができる、とても素敵なお山なのです

そろそろ最初の場所に戻ってきました。

ここで、とおおおおおくの方に見える山並みにご注目


ぐ～～んとアップにすると


そう、会津駒ヶ岳の駒の小屋が見えるのです＼(◎o◎)／！

あっ、姉さまが布団干ししてる！兄さまは木道補修ですね～～！！（ウソ　＾＾；）

という感じです。

最初にご紹介してませんでしたが、
駐車場から５０ｍ程下ったところに公衆トイレがあり、


登山口から１０分程登ったところに水場もありますよん！


帰りに車道脇で１頭のはぐれ猿に出会いました。


なんだか飄々と生きてる感じがいいですね～。

いつも通りがかると気になっていたトチ餅の看板のあるお宅の前ではたくさんのトチの実が天日干し中


今年もたくさんのトチの実がなったんですね～！

そして、ソバの実も収穫中！こうやって干しておくんですね～！！


のどかな風景と、天空の湿原は今が見頃です。
日程さえあえば、皆さまをご案内したいくらいですぅ

今週はあそこに出没予定です。さ～どこかな～？？？

おべんと持って、山登ろ(^O^)／前篇！【９月２４日】

へたれ山のぼらなあが久しぶりにお山に登りたくなるほどのいい季節

交通のアクセスが悪いため、なかなか登りに行かないけれど、大好きな山です！

プリンのように、山頂一面に湿原が広がる、そう田代山です！！
ちょうど草紅葉も見頃を迎えているようなので、おべんと持って行ってきました。

猿倉は山からの清流が流れる気持ちのよい登山口です。


沢のほとりにはキツリフネが咲き残っていました。


登山道はほとんど木道や木階段もなく、自然の状態に近いで整備されています。


山頂まで２キロなのに２時間かかるという、けっこうな急登ですが、私この登山道好きです

ネズコが重なって立つその根元に・・・・・


でた～
じゃなくて、ドクツルタケがボヤ～ッと生えていました。


あ～その奥に缶が捨てられてた～
気がつかなかったよ～拾ってくれば良かった～

ツルリンドウもすっかり実になって、花よりも目だって可愛いね！！


上の方で動き回っている鳥さん発見！
腰が腰が腰が～首が～でも何の鳥？？腰いて～、早くこっち向いて～～～
と、頑張って撮った１枚です！！


たぶんゴジュウカラさんですね！

ここでも見つけたなかなか伸びないギンリョウソウモドキ


ちゃんと伸びた状態のを見たいのですが・・・・・・

だんだん岩場が増えてきました。


そして、遠くの山並みもきれいに見られるようになると


ようやく小田代に到着です。


その先に見えるのが田代山の山頂


もうひと踏ん張りですが、あと２０分がなかなか険しい岩登り！


あ、あ、足が届かないんですが～～～

出発したのが８：３６分で、到着したのが１０：１３分
結構写真撮りながらゆっくり登りましたが、コースタイム並みで田代山に到着！！


私の前行くお２人が、私の分まで『気持ちいい』を体で現してくれました

池塘も青空を映して気持ちいい～


後編では田代山一周と湿原の様子、そしてあのお山のあの小屋も見えた～！をお伝えしまあす！